IIJmioがイラスト入りで利用可能な痛SIMを限定販売へ、docomo MVNO SIMも公開

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インターネットイニシアティブ(IIJ)はSIMカードのデザインを変更することを明らかにした。

NTT docomoの仮想移動体通信事業者(MVNO)として事業を展開しており、SIMカードはNTT docomoが供給元となるため、これまではNTT docomoのデザインのSIMカードをそのまま提供していた。

しかし、NTT docomoはMVNO専用として新たなデザインのSIMカードを供給することに伴い、インターネットイニシアティブが販売するSIMカードのデザインも変わることになる。

MVNO専用のSIMカードは印刷のデザインが変わっただけであり、中身はバージョン5のドコモUIMカードとまったく同じとのことである。

NTT docomoがMVNO専用のSIMカードを提供することが判明した際に、NTT docomoが販売した端末でもSIMロックの解除が必要になるかもしれないとの憶測が一部で出回ったが、バージョン5のドコモUIMと同じであるためSIMロックの解除は必要ない。

MVNO専用のSIMカードのデザインは表裏ともに真っ白で、NTT docomoのロゴは一切入っていない。

MVNOが販売するSIMカードは基本的にサポートの窓口はMVNOとなるが、NTT docomoのロゴが入っていたためにNTT docomoに問い合わせが入るケースも多かったと思われ、NTT docomoがサポート窓口と誤解されることを防ぐために真っ白のデザインとした可能性が考えられる。

今後、NTT docomoがMVNOに供給するSIMカードはすべてMVNO専用のSIMカードに切り替わるが、MVNO側にも従来のSIMカードの在庫が残っているため、MVNOが販売するSIMカードのデザインは徐々に切り替わるという。

機能としてはデザイン変更前後で変わらないため、デザインを切り替える日程に関するアナウンスは行わず、また新規契約やSIMカードの再発行の際にデザインを指定することは不可としている。

また、真・痛SIMを作ったことも同時に明らかにしている。

インターネットイニシアティブは2015年3月にコミケットスペシャル6に出店して痛SIMを販売した。

痛SIMは業界のイニシアティブをとるべく準備した企画とのことであるが、イラストはパッケージのみでSIMカードはNTT docomoのデザインのままであり、それを残念に思う指摘が出ていたという。

また、2015年8月のコミックマーケット88では利用不可ではあるものの、イラストが印刷されたSIMカードを販売するサークルが現れており、インターネットイニシアティブのイニシアティブを揺らぎかねない状態になったとのことである。

そこで、インターネットイニシアティブは工夫を凝らすことで2015年12月のコミックマーケット89でSIMカード自体にイラストを入れられる目途が立ち、真・痛SIMが誕生したと主張している。

イラストは鈴平ひろ、魔太郎、ねとらぼのITちゃんとコラボレーションした3種類を用意しており、実際に利用可能となっている。

IIJmioプリペイドパック(500MB)として1枚3,000円で販売を行う。

SIMカードのサイズはNano SIM (4FF)サイズのみで、SIMカードの金属端子の周辺は印刷が困難でMicro SIM (3FF)サイズおよびMini SIM (2FF)は端子の周辺の余白が広く印刷しない領域が目立つため制作を断念したことを明らかにしている。

イラストの印刷はSIMカードの端子部面のみとなり、端子部面と反対側の面はICCIDや管理用のバーコードが印刷されているため、イラストの印刷は断念している。

なお、イラスト入りのSIMカードはイベント限定での販売となり、イレギュラー対応で少数のSIMカードを制作する前提で実現したとのことで、インターネットイニシアティブの普段の取り扱い枚数を考えると通常商品としてイラストやその他のマークを入れることは現実的ではなく、SIMカードのデザインが切り替わっても独自のデザインにすることはなく真っ白のままとのことである。

コミックマーケット88でイラストが印刷されたSIMカードを販売するサークル… 間違いなくConnect!のことでしょう。

てくろぐ