シンガポールのSingtelが3月末までに900MHz帯のLTEをシンガ全土に拡大へ、3CC CAの導入も計画

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Singapore Telecommunications (Singtel)の完全子会社でシンガポールの移動体通信事業者であるSingtel Mobile Singaporeは2016年3月末までにFDD-LTE方式の900MHz帯(Band 8)による提供エリアをシンガポール全土に拡大する計画を明らかにした。

Singtel Mobile Singaporeはシンガポールで唯一、LTEサービスで900MHz帯を利用しているが、LTEサービスの提供エリアの大半が2.6GHz帯(Band 7)または1.8GHz(Band 3)でカバーしており、900MHz帯は一部エリアに限られている。

しかし、スウェーデンのEricssonと協業して900MHz帯をGSM方式からFDD-LTE方式への転用を進め、2016年3月末までにはシンガポール全土に拡大する計画としている。

Singtel Mobile SingaporeはCA_3-7の組み合わせでLTE-Advancedの主要技術であるキャリアアグリゲーション(CA)を導入して下り最大300Mbpsで提供しているが、900MHz帯を本格的にLTEサービスで利用することでCA_3-7-8の組み合わせでキャリアアグリゲーションを高度化した3コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーション(3CC CA)の導入が可能となり、通信速度のさらなる高速化が見込めるという。

なお、LTEサービスで利用している900MHz帯は帯域幅が5MHz幅*2であるが、将来的にはLTEサービスで利用する帯域幅を増やす可能性もある。

Singtel