AVASTがMWC 2016参加者を対象に不正Wi-Fiスポットの実験を実施、6割超が身元を特定される

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チェコを拠点としてウイルス対策ソフトウェアを提供するAVAST Softwareはスペインのバルセロナで開催しているMobile World Congress 2016 (MWC 2016)の参加者を対象に不正な無線LANスポットの実験を実施したことを発表した。

バルセロナの空港におけるMobile World Congress 2016の登録ブース付近で無料の無線LANスポットを提供したところ、63.5%の端末や利用者の身元を特定できたという。

SSIDをStarbucks、Airport_Free_Wifi_AENA、MWC Free WiFiとして提供し、4時間のうちに2000人以上が接続したとのことである。

接続端末の内訳は50.1%がApple製端末、43.4%がAndroid端末、6.5%がWindows Phone端末となっている。

アクセスしたウェブサイトやインストールされているアプリケーションも特定できたとしており、61.7%がGoogleやGmailを利用、14.9%がYahoo!を利用、2%がSpotifyを利用、52.3%がFacebookのアプリケーションをインストール、2.4%がTwitterのアプリケーションをインストールしていたという。

また、1%がTinderやBadooなど出会い系のアプリケーションを使用していたとのことである。

海外からMobile World Congress 2016を訪れる人々が国際ローミングの料金を節約するために無料の無線LANスポットを利用することには理解を示しているが、VPNサービスを利用するなどセキュアな環境を保つよう助言している。

AVAST Software