ナイジェリアで小米スマートフォンの販売に仮差し止め命令
- 2016年04月04日
- Android関連
ナイジェリアのラゴス連邦高等裁判所はナイジェリア国内でXiaomi Communications (小米通訊技術)のスマートフォンなどの販売に関して仮差し止め命令を下した。
Mi-Fone InternationalおよびRosa HoldingsはXiaomi Communications、Mobile In Africa、MIA Group、Ecart Internet Servicesを相手取り、ナイジェリア国内でXiaomi Communicationsのスマートフォンの販売を中止するよう求めていた。
Mi-Fone Internationalは2008年よりブランド名をMiおよびMi-Foneとしてナイジェリアを含めたアフリカ各国でスマートフォンなど携帯電話端末の販売を手掛けている。
一方で2010年に設立されたXiaomi Communicationsはグローバル展開を強化する一環でアフリカ各国にも進出しているが、アフリカ各国ではMi-Fone Internationalが先にMiおよびMi-Foneの商標を登録して展開しており、Xiaomi CommunicationsがMiのブランドを使うことは商標権の侵害と主張して訴訟に発展した。
なお、Mobile In AfricaとMIA GroupはXiaomi Communicationsのアフリカ各国におけるスマートフォンの卸売を担当しており、Ecart Internet Servicesはナイジェリアを中心にアフリカ各国でオンライン販売大手のJumiaを運営している。
ラゴス連邦高等裁判所はMi-Fone InternationalおよびRosa Holdingsの主張を認め、ナイジェリア国内でXiaomi CommunicationsのMiまたはそれに類似したロゴを持つスマートフォンや外部電池などのアクセサリの販売を停止する命令を下した。
ナイジェリアはアフリカ最大の経済大国であり、中国を拠点とする複数のメーカーが魅力的な市場として捉えているが、ラゴス連邦高等裁判所の決定はXiaomi Communicationsがアフリカ各国における展開を強化する上で大きなブレーキとなる可能性がある。
また、Mi-Fone InternationalおよびRosa Holdingsはこの判例をもとに、他のアフリカの国でもMiおよびMi-Foneのブランドを守るために同様の訴訟を起こす可能性も考えられる。
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