Packet One Networksが携帯電話サービスの提供エリアを公開、Telekom MalaysiaのLTEネットワークを利用
- 2016年04月19日
- 海外携帯電話
マレーシアのTelekom Malaysia (TM)の子会社でマレーシアの移動体通信事業者であるPacket One Networks (Malaysia)は新ブランドとして展開するwebeの提供エリアを公開した。
これまでPacket One Networks (Malaysia)はブランド名をP1としてWiMAX方式によるモバイルブロードバンドサービスを展開しているが、webeのブランド名では携帯電話サービスを展開する計画である。
Telekom MalaysiaはPacket One Networks (Malaysia)への出資比率を引き上げており、またa TM companyとTelekom Malaysiaの子会社であることを強調し、実質的にはTelekom Malaysiaの支配によりPacket One Networks (Malaysia)を通じて携帯電話事業を手掛けることになる。
提供エリアは4Gカバレッジおよび3G/2Gカバレッジを公開しており、4GカバレッジはFDD-LTE方式の850 MHz帯(Band 5)の提供エリアとなり、Telekom Malaysiaが保有する周波数を使うことが分かる。
Telekom Malaysiaはブランド名をTMgoとして展開するモバイルブロードバンドサービスでFDD-LTE方式の850MHz帯を利用しているが、webeの携帯電話サービスでも使うことになる。
Packet One Networks (Malaysia)は2.6GHz帯や2.3GHz帯も保有しており、将来的にはTD-LTE方式で利用する計画であるため、webeの携帯電話サービスで利用可能となる見通しである。
また、3G/2GカバレッジはW-CDMA/GSM方式となるが、Telekom Malaysiaはマレーシアの移動体通信事業者であるCelcom Axiataと業務提携の一環でPacket One Networks (Malaysia)の顧客に国内ローミングを提供することで合意しており、3G/2GカバレッジはCelcom Axiataの提供エリアとなる。
webeの携帯電話サービスはPacket One Networks (Malaysia)の既存顧客の一部にトライアルとして提供しており、取扱店はPacket One Networks (Malaysia)直営の2店舗のみとなっている。
クアラルンプール近郊都市のプタリン・ジャヤに位置するPacket One Networks (Malaysia)の本社に併設されているP1 P@DDOCK、Packet One Networks (Malaysia)のジョホールバル支店に併設されているP1TSTOP Johor Bahruで取り扱う。
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