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Nokia Networksがアブハジアと南オセチアに通信設備の供給を拒否



通信機器メーカーのNokia Solutions and Networksはアブハジアと南オセチアに通信設備の供給を拒否したことがロシアメディアの報道で分かった。

Nokia Solutions and NetworksはロシアのMegaFonに通信設備を供給しており、MegaFon傘下の移動体通信事業者であるAquafonおよびOSTELEKOMにも通信設備を供給している。

Aquafonはアブハジアにおいて移動体通信事業を展開し、OSTELEKOMはMegaFonのブランドで南オセチアにおいて移動体通信事業を手掛ける。

Nokia Solutions and Networksはアブハジアや南オセチアで事業に協力することはできないとし、AquafonやOSTELEKOMに通信設備を供給することを拒否したという。

アブハジアと南オセチアは国際的にはジョージア(グルジア)の一部とみなされているが、親露派が多数を占めるアブハジアと南オセチアは事実上の独立状態かつロシアと同盟関係にある。

ロシアはクリミア編入などを巡って西側諸国と対立しており、欧州連合(EU)などから国際的な経済制裁を受けているが、Nokia Solutions and Networksの決定にはこのような政治的な対立が影響している模様である。

MegaFonはアブハジアと南オセチアにおける通信設備の整備に関する入札を実施しており、これには中国のHuawei Technologies (華為技術)とZTE (中興通訊)が参加したという。

cnews

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