キプロスの周波数オークションで3社が2.6GHz帯と800MHz帯を取得、Cablenetは新規参入へ

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キプロスの政府機関で電気通信事業などを管轄するMinistry of Transport, Communications and Worksの電気通信部門は周波数オークションを実施し、2.6GHz帯と800MHz帯の割当先が決定した。

周波数オークションではキプロスの移動体通信事業者で準政府機関でもあるCyprus Telecommunications Authority、南アフリカのMTN Group傘下でキプロスの移動体通信事業者であるMTN Cyprus、キプロスの固定通信事業者であるCablenet Communication Systemsの3社が2.6GHz帯と800MHz帯を取得した。

なお、Cyprus Telecommunications Authorityは略称およびブランド名のCytaとして知られており、移動体通信事業は英国のVodafone Groupの完全子会社でキプロス法人のVodafone Mobile Operationsと共同事業として展開し、ブランド名をCytamobile-Vodafoneとしている。

3社が取得した周波数および帯域幅はいずれも2.6GHz帯のFDDが20MHz幅*2、800MHz帯のFDDが10MHz幅*2、2.6GHz帯のTDDが15MHz幅となる。

落札額はCyprus Telecommunications Authorityが650万ユーロ(約7.9億円)、MTN Cyprusが600万ユーロ(約7.3億円)、Cablenet Communication Systemsが550万ユーロ(約6.7億円)である。

キプロスではCyprus Telecommunications AuthorityやMTN Cyprus以外にPrimeTelも移動体通信事業を手掛けており、PrimeTelも周波数オークションに参加したものの入札額はCyprus Telecommunications Authority、MTN Cyprus、Cablenet Communication Systemsの入札額を下回ったため周波数を取得できなかった。

Cablenet Communication Systemsは移動体通信事業に新規参入する見通しである。

Ministry of Transport, Communications and Works