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インド政府が9月29日に大規模な周波数オークションを実施、700MHz帯など7周波数を割当



インドの政府機関で電気通信事業などを管轄する通信省(Ministry of Communications)傘下の電気通信局(Department of Telecommunications)は大規模な周波数オークションを実施することを明らかにした。

周波数オークションでは移動体通信向けに700MHz帯、850MHz帯、900MHz帯、1.8GHz帯、2.1GHz帯、2.3GHz帯、2.5GHz帯を新規割当もしくは再割当する。

各周波数の周波数範囲は下記の通りとなる。

700MHz帯 FDD:713.0~748.0 MHzおよび768.0~803.0 MHz
850MHz帯 FDD:824.0~844.0 MHzおよび869.0~889.0 MHz
900MHz帯 FDD:890.0~915.0 MHzおよび935.0~960.0 MHz
1.8GHz帯 FDD:1710.0~1765.0 MHzおよび1805.0~1860.0 MHz
2.1GHz帯 FDD:1939.0~1979.0 MHzおよび2129.0~2169.0 MHz
2.3GHz帯 TDD:2300.0~2400.0 MHz
2.5GHz帯 TDD:2500.0~2690.0 MHz

2.3GHz帯と2.5GHz帯はTDDで、その他の周波数はFDDとなり、バンドは700MHz帯がBand 28、850MHz帯がBand 5、900MHz帯がBand 8、1.8GHz帯がBand 3、2.1GHz帯がBand 1、2.3GHz帯がBand 40、2.5GHz帯がBand 41に該当する。

周波数オークションのスケジュールは2016年8月8日に関心表明の申請を受付開始、2016年8月13日までに会議を実施、2016年8月19日に関心表明の受付終了、2016年8月29日に関心表明を提出した企業に説明、2016年9月13日に参加申請の受付終了、2016年9月14日に参加企業の株主構成を公開、2016年9月16日に参加企業の株主を審査、2016年9月19日に参加企業を審査、2016年9月22日に参加辞退の受付終了、2016年9月23日に最終的な参加企業を発表、2016年9月26日および2016年9月27日に模擬周波数オークションを実施、2016年9月29日より周波数オークションを実施、周波数オークションの終了から10日以内に落札額を支払いとなる。

周波数オークションの参加は既存の移動体通信事業者に限定せず、新規参入も受け入れる。

1ブロックあたりの帯域幅と最低落札ブロック数も定められており、1ブロックあたりの帯域幅は700MHz帯が5MHz幅*2、850MHz帯が1.25MHz幅*2、900MHz帯が0.2MHz幅*2、1.8GHz帯が0.2MHz幅*2、2.1GHz帯が5MHz幅*2、2.3GHz帯が10MHz幅、2.5GHz帯が10MHz幅である。

最低落札ブロック数は既存の移動体通信事業者と新規参入企業で分けられており、既存の移動体通信事業者は700MHz帯が未定、850MHz帯が1ブロック、900MHz帯が3ブロック、1.8GHz帯が3ブロック、2.1GHz帯が1ブロック、2.3GHz帯が1ブロック、2.5GHz帯が1ブロック、新規参入企業は700MHz帯が1ブロック、850MHz帯が4ブロック、ただし3ブロックしか確保できない場合は3ブロック、2ブロックしか確保できない場合は2ブロックも認め、1ブロックしか確保できない場合は入札不可、900MHz帯が25ブロック、1.8GHz帯が25ブロック、2.1GHz帯が1ブロック、2.3GHz帯が1ブロック、2.5GHz帯が1ブロックとなる。

インドは電気通信事業の免許および周波数割当をテレコムサークル単位で分けており、テレコムサークルによって利用可能な帯域幅が異なるため注意が必要である。

電気通信局

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