マレーシアの携帯電話加入数でDigiが1位をキープ、MaxisとCelcomはともに減少
- 2016年09月11日
- 海外携帯電話
マレーシアの携帯電話事業者各社は2016年第2四半期の決算報告書を公開し、同国の3大携帯電話事業者であるDigi Telecommunications、Maxis、Celcom Axiataの加入数が判明した。
Digi Telecommunications、Maxis、Celcom Axiataは加入数が拮抗しているが、2016年第1四半期にはDigi Telecommunicationsは初めて1位となり、一方でCelcom Axiataは初めて3位となった。
2016年第2四半期末の時点で、Digi Telecommunicationsは前四半期の1,233万6,000件から1,234万7,000件に増加、Maxisは1,231万件から1,224万9,000件に減少、Celcom Axiataは1,207万5,000件から1,123万4,000件に減少した。
トップ3ではDigi Telecommunicationsのみ加入数を増やして1位を維持し、MaxisとCelcom Axiataは加入数を減らして1位との差が拡大した。
なお、2014年第2四半期から四半期ごとの加入者数はDigi Telecommunicationsが1,090万3,000件、1,134万5,000件、1,142万1,000件、1,169万1,000件、1,181万5,000件、1,167万5,000件、1,212万5,000件、1,233万6,000件、1,234万7,000件と推移、Maxisが1,240万1,000件、1,241万5,000件、1,291万3,000件、1,326万件、1,326万9,000件、1,311万件、1,269万4,000件、1,231万件、1,224万9,000件と推移、Celcom Axiataが1,344万1,000件、1,324万6,000件、1,296万8,000件、1,227万9,000件、1,234万件、1,250万9,000件、1,225万件、1,207万5,000件、1,123万4,000件と推移している。
プリペイドとポストペイドの内訳も分かっており、Digi Telecommunicationsはプリペイドが前四半期の1,043万4,000件から1,039万3,000件に減少、ポストペイドが190万2,000件から195万4,000件に増加した。
Maxisはプリペイドが927万9,000件から927万3,000件、ポストペイドが303万1,000件から297万6,000件に減少した。
Celcom Axiataはプリペイドが923万5,000件から833万8,000件に減少、ポストペイドが284万件から289万7,000件に増加した。
プリペイドは3社とも減少しているが、Digi Telecommunicationsはプリペイドの減少幅をポストペイドの増加幅が上回ったことで合計は増加し、Celcom Axiataはプリペイドの減少幅が大きくポストペイドは増加したもののポストペイドの減少分を補うことはできなかった。
また、Maxisは3社のうち唯一ポストペイドも減少しており、2016年第1四半期に発表したポストペイド向け新プランが不評で最高経営責任者が謝罪するに至ったが、これは加入数の減少に大きく影響してしまったと考えられる。
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