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LG Electronicsが2016年Q3の業績を発表、スマホ大不振でMC事業本部は赤字拡大



韓国のLG Electronicsは2016年第3四半期の業績を発表した。

連結売上高は13兆2,243億韓国ウォンで前年同期から5.7%の減少、前四半期から5.6%の減少となり、営業損益は2,832億韓国ウォンの黒字であるが、前年同期から3.7%の減少、前四半期から51.6%の減少となった。

事業部別の業績も公開されている。

H&A (Home Appliance&Air Solution)事業本部は売上高が4兆2,712億韓国ウォン、営業損益が3,428億韓国ウォンの黒字である。

オフシーズンではあるが、韓国を含むアジアや欧州における事業が堅調で、売上高は前年同期比で2.8%の増加となった。

また、LG SIGNATUREシリーズのプレミアム製品の販売拡大や韓国におけるエアコン事業が好調であり、営業利益は39.6%の増加を記録した。

HE (Home Entertainment)事業本部は売上高が4兆1,415億韓国ウォン、営業損益が3,815億韓国ウォンの黒字となった。

売上高は前年同期比で3.4%の減少となったが、プレミアム製品の販売増加などにより四半期ごとの営業利益は史上最大で、最高の営業利益率を記録したという。

VC (Vehicle Components)事業本部は売上高が6,749億韓国ウォン、営業損益が162億韓国ウォンの赤字である。

電気自動車の部品の本格的な販売やオーディオ・ビデオ・ナビゲーションおよびテレマティクスなど車載インフォテインメント事業の成長により、売上高は前年同期から41%の増加、前四半期から5.5%の増加となった。

ただ、将来の成長のために先行投資した影響で小幅の赤字を記録したと説明している。

スマートフォン事業を含めた問題のMC (Mobile Communications)事業本部は売上高が2兆5,170億韓国ウォン、営業損益は4,364億韓国ウォンの大幅な赤字を記録した。

プレミアムスマートフォンの販売不振やその他のスマートフォンの販売価格の下落により、売上高は前年同期から23.3%の減少、前四半期から24.3%の減少となった。

MC事業本部は6四半期連続の赤字となり、営業損益は前四半期の1,535億韓国ウォンから赤字幅が3倍近くに拡大した。

売上高の減少に加えて事業構造改善費用が発生したため、赤字が拡大したと説明している。

スマートフォン事業は2016年9月29日に韓国で発売したプレミアムスマートフォンのLG V20のほか、LG XシリーズやLG Kシリーズなど普及型スマートフォンの販売にも注力し、根本的な体質改善を図るとのことである。

LG Electronics

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