タイ国営のCAT TelecomとTOTが携帯電話事業の統合を計画
- 2016年12月29日
- 海外携帯電話
タイ国営のCAT TelecomとTOTは両社の携帯電話事業を統合する計画であることがタイメディアの報道で分かった。
長期的な生存戦略としてCAT TelecomとTOTの携帯電話事業を統合し、収益性の向上や資産の有効活用を狙う見通し。
CAT TelecomとTOTは両社の携帯電話事業の統合計画をタイ政府に提出後、周波数の利用ライセンスの有効期限を延長するよう求めるという。
統合計画の詳細はCAT TelecomとTOTの幹部が協議を重ねており、統合に成功すればタイ政府が周波数の利用ライセンスの有効期限を延長することを承認する可能性が高いとされている。
CAT Telecomは1.8GHz帯と850MHz帯を保有しており、有効期限は1.8GHz帯が2018年まで、850MHz帯が2025年となっている。
TOTは2.3GHz帯と2.1GHz帯を保有し、有効期限はいずれも2025年である。
これまでにCAT Telecomは1.8GHz帯の有効期限を延長するようタイ政府に求めたが、却下されているため、TOTと携帯電話事業の統合計画を提出して再び有効期限の延長を求める見通し。
CAT TelecomやTOTの携帯電話事業としては携帯電話サービスや仮想移動体通信事業者(MVNO)への卸携帯電話サービスのほか、所有する周波数の貸し出しも主要事業として手掛ける。
CAT TelecomとTOTの携帯電話事業はいずれも自社ブランドの携帯電話サービス以外に依存する状況にあり、統合により携帯電話事業のテコ入れを図ると思われる。
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