KDDIが2017年3月期第3四半期の決算を発表、増収増益を達成

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KDDIは2017年3月期第3四半期(2016年第4四半期)の決算資料を公開した。

2017年3月期第3四半期累計(2016年4月～12月)の売上高は3兆5,222億1,900万円で前年同期の3兆2,990億3,100万円から約6.8%増、営業利益は7,757億3,700万円で前年同期の6,724億4,200万円から約15.4%増、EBITDAは1億2,033億6,400万円で前年同期の1億902億1,000万円から約10.4%増、EBITDAマージンは前年同期の約33.0%から上昇して約34.2%となり、前年同期比で増収増益を達成した。

日本国内の事業が増益を牽引し、モバイル通信料収入は2017年3月期第3四半期単体(2016年10月～12月)で4,490億3,200万円となり、前年同期比で約1.7%増とした。

モバイルID数の成長を目指すとしており、モバイルID数は2016年12月末時点で2,565万9,000件となり、2016年6月末の2,573万8,000件、2016年9月末の2,569万7,000件から減少したが、仮想移動体通信事業者(MVNO)契約数は2016年6月末の16万3,000件、2016年9月末の24万1,000件から増加し、2016年12月末は35万7,000件としている。

なお、モバイルID数はau契約者数とMVNO契約数の合算で、au契約者数は同一名義契約を除いたau通信ARPA (1加入者当たり月間平均収入)の対象契約数となる。

MVNO契約数は連結子会社で提供しているMVNOサービスベースとなるが、一部サービスを除き、他事業者のネットワークを使用するサービスは含むとしている。

au契約者数のみは2016年6月末の2,557万5,000人、2016年9月末の2,545万6,000人から減少し、2,530万2,000人となった。

日本円(JPY)ベースで2017年3月期第3四半期単体の総合ARPAは6,390円、うちau通信ARPAは5,880円、付加価値ARPAは510円、au端末販売台数は246万台、うちスマートフォン販売台数は204万台、au端末出荷台数は249万台である。

ARPU (1回線当たり月間平均収入)は1回線当たりの月間売上高を示すが、ARPAは同一名義でスマートフォンやタブレットなど複数の回線を利用している場合はそれらをまとめて1加入者当たりの月間売上高を示す。

2017年3月期第3四半期末時点でau契約数は3,861万1,000件、スマートフォン浸透率は約60.7%で初めて60%を突破し、1人当たりモバイルデバイス数は1.427台となっている。

また、2017年3月期通期予想に関して、売上高は期初予想の4兆7,000億円で変わらず、営業利益は8,850億円から9,100億円に上方修正した。

KDDI