欧州委員会が国際ローミング卸売価格に上限、将来的にEU域内で国際ローミング料を撤廃へ
- 2017年02月05日
- 海外携帯電話
欧州連合の執行機関である欧州委員会は欧州議会および欧州理事会と国際ローミング料金の卸売価格に上限を設定することで合意した。
欧州委員会は欧州連合域内における国際ローミング料金を撤廃し、欧州連合域内では自国と同一料金で国際ローミングを利用可能とすることを最終的な目的としている。
ただ、国際ローミング料金の卸売価格は移動体通信事業者により異なるため、段階的に国際ローミング料金の卸売価格を低減し、国際ローミング料金の撤廃を目指す。
欧州委員会などが合意した卸売価格の上限は、2017年6月15日時点で音声通話が3.2ユーロセント(約3.9円)/分、SMSが1ユーロセント(約1.2円)/件とする。
また、データ通信料金は2017年6月15日時点で7.7ユーロ(約935円)/GB、2018年1月1日時点で6ユーロ(約729円)/GB、2019年1月1日時点で4.5ユーロ(約546円)/GB、2020年1月1日時点で3.5ユーロ(約425円)/GB、2021年1月1日時点で3ユーロ(約364円)/GB、2022年1月1日時点で2.5ユーロ(約304円)/GBに低減させる。
欧州議会と欧州理事会は合意内容を正式に承認する必要があり、欧州委員会としては国際ローミング料金の撤廃に向けて評価などを実施するという。
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