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シンガポールで第2段階の周波数オークションが終了、4社が落札



シンガポールの政府機関で電気通信分野を管轄する情報通信メディア開発庁(Info-communications Media Development Authority:IMDA)は移動体通信向け周波数オークションを実施し、周波数オークションの終了および結果を公示した。

周波数オークションは2段階に分けて実施しており、第1段階では新規参入向け周波数オークションで、豪州のTPG Telecom Limitedのシンガポール法人であるTPG Telecom Pte Ltdが落札した。

第2段階は既存の移動体通信事業者向け周波数オークションとなり、第1段階で落札して新規参入の権利を獲得したTPG Telecom Pte Ltdも入札の権利を有する。

TPG Telecom Pte Ltdは入札の権利を行使し、結果的にSingtel Mobile Singapore、StarHub Mobile、M1と合わせて4社が参加したことになる。

落札結果は700MHz帯が40MHz幅をSingtel Mobile Singapore、30MHz幅をStarHub Mobile、20MHz幅をM1が落札し、TPG Telecom Pte Ltdは落札していない。

10MHz幅を1ロットとして、1ロットあたりの入札額は9,400万シンガポールドル(約74億円)である。

900MHz帯は既存の移動体通信事業者が保有しており、まずはTPG Telecom Pte Ltdを除いた3社に確保する権利を与え、Singtel Mobile Singapore、StarHub Mobile、M1がそれぞれ10MHz幅を落札した。

10MHz幅を1ロットとして、1ロットあたりの入札額は2,000万シンガポールドル(約16億円)である。

残りの900MHz帯はSingtel Mobile Singaporeが10MHz幅を落札した。

10MHz幅を1ロットとして、1ロットあたりの入札額は1億3,200万シンガポールドル(約104億円)である。

2.6GHz帯は15MHz幅をSingtel Mobile Singapore、20MHz幅をStarHub Mobile、10MHz幅をTPG Telecom Pte Ltdが落札し、M1は落札していない。

5MHz幅を1ロットとして、1ロットあたりの入札額は1,190万シンガポールドル(約9億円)である。

この結果、Singtel Mobile Singaporeは700MHz帯を40MHz幅、900MHz帯を20MHz幅、2.6GHz帯を15MHz幅、合計で75MHz幅を落札して5億6,370万シンガポールドル(約445億円)を費やした。

StarHub Mobileは700MHz帯を30MHz幅、900MHz帯を10MHz幅、2.6GHz帯を20MHz幅、合計で60MHz幅を落札して3億4,960万シンガポールドル(約276億円)を費やした。

M1は700MHz帯を20MHz幅、900MHz帯を10MHz幅、合計で30MHz幅を落札して2億800万シンガポールドル(約164億円)を費やした。

TPG Telecom Pte Ltdは2.6GHz帯の10MHz幅を落札して2,380万シンガポールドル(約19億円)を費やした。

なお、TPG Telecom Pte Ltdは第1段階でも周波数を確保しているため、第2段階では10MHzに留まった。

IMDA

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