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TPG Telecomが豪州で第4の携帯電話事業者として新規参入へ



豪州のTPG Telecom Limitedは同国で第4の移動体通信事業者として新規参入する方針を改めて表明した。

豪州の政府機関で電気通信分野などを管轄するAustralian Communications and Media Authority (ACMA)が2017年4月に実施した移動体通信向けの700MHz帯の周波数オークションでTPG Telecom Limitedは完全子会社のTPG Internetを通じて周波数の落札に成功し、TPG Telecom Limitedはこれを受けて豪州証券取引所を通じて公式声明を発表している。

これまで周波数オークションを通じて2.6GHz帯と1.8GHz帯を取得していたが、新たに700MHz帯を取得したことで移動体通信事業への新規参入が現実的となり、2018年よりネットワークの構築を開始する方針を示した。

豪州は広大な土地で人口密度が低く、既存の移動体通信事業者各社は1GHz未満の低い周波数も重要視して活用している。

具体的には郊外や屋内を中心としてTelstraとSingtel Optusは700MHz帯、Vodafone Hutchison Australia (VHA)は850MHz帯を活用し、TPG Telecom Limitedは新規参入するにあたり1GHz未満の低い周波数の取得を望んでいた。

TPG Internetは700MHz帯の10MHz幅*2を1,260,161,000豪ドル(約1,036億円)で落札に成功しており、2018年1月31日、2019年1月31日、2020年1月31日の3回に分けて支払う。

700MHz帯は利用権の有効期間が2018年4月1日から2029年12月31日までとなるため、ネットワークの構築は2018年より開始する計画で、2018年から3年間にわたり6億豪ドル(約492億円)を投資して人口カバー率は80%を目指すという。

TPG Telecom Limitedは完全子会社でシンガポールのTPG Telecom Pte Ltdがシンガポールでも移動体通信向けの周波数を取得しており、豪州とシンガポールの両国で第4の移動体通信事業者として新規参入することになる。

また、豪州とシンガポールでネットワークを構築するためにベンダとの関係を強化する方針も明らかにしている。

豪州証券取引所

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