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香港の携帯電話事業者SmarToneが商用ネットワークでLAAの試験を実施



香港特別行政区の移動体通信事業者であるSmarTone Mobile Communications (数碼通電訊)は同社の商用ネットワークでLAA (Licensed Assisted Access)の試験を実施したと発表した。

LAAはアンライセンスバンド(非免許帯域)をLTE通信で利用する技術である。

アンライセンスバンドのみでLTE通信を利用するMulteFireとは異なり、LAAおよびLTE-U (LTE-Unlicensed)はライセンスバンド(免許帯域)におけるLTE通信の補助としてアンライセンスバンドを利用し、ライセンスバンドとアンライセンスバンドのアグリゲーションで活用する。

LAAはLBT機能があり、LTE-UはLBT機能がなく、これがLAAとLTE-Uの大きな違いである。

SmarTone Mobile CommunicationsはスウェーデンのEricssonと共同でLAAの試験を実施しており、ライセンスバンドはFDD-LTE方式の1.8GHz帯(Band 3)で10MHz幅を1波、アンライセンスバンドは5GHz帯で20MHz幅を3波、合計で4波のアグリゲーションとなる。

さらに、4×4 MIMOおよび256QAMも同時に適用し、通信速度は800Mbps前後を記録したという。

LAAの試験では通信モデムにQualcomm Snapdragon X16 LTE modem (MDM9250)を搭載した試験端末を使用したことが明らかにされている。

2018年にはLAAで5波のアグリゲーションに拡張することで、1Gbpsを超える通信速度を実現するとしている。

SmarTone

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