メキシコ当局、4GスマホのLTE B28対応を義務化へ
- 2017年11月27日
- 海外携帯電話
メキシコで販売されるLTE対応スマートフォンはAPT700 FDDとも呼ばれるFDD-LTE方式の700MHz帯(Band 28)への対応が必須となることが分かった。
メキシコで電気通信分野の規制を司る連邦通信院(Instituto Federal de Telecomunicaciones:IFT)はメキシコで販売するLTE対応スマートフォンに関してBand 28への対応を義務付ける規則を承認した。
規則では第4世代移動通信システム(4G)の技術で動作するスマートフォンはBand 28を有していなければならないと定められている。
Band 28への対応を義務化する規則はメキシコの連邦官報に掲載されてから90日後に発効する。
メキシコではALTAN RedesにBand 28が割当済みで、Red Compartidaのプロジェクトに基づいて、メキシコ全土でLTEサービスを提供する計画である。
地域1、地域2、地域3、地域4、地域5ではNokia、地域6、地域7、地域8、地域9ではHuawei Technologies (華為技術)がLTEネットワークの構築を担当することが決まっている。
ALTAN Redesは卸売専業の移動体通信事業者となり、ほかのメキシコの移動体通信事業者に回線の卸売りを実施するため、メキシコのすべての移動体通信事業者の加入者がメキシコ全土でBand 28を利用できることになる。
対応周波数の観点で番号ポータビリティの障壁を撤廃して競争を促進するほか、通信網の整備が遅れる農村部でもBand 28は整備される見込みで、将来的に第2世代移動通信システム(2G)や第3世代移動通信システム(3G)を停波する際、4Gへの移行を円滑に進める狙いもある。
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