英国でVertu Internationalを設立、Vertuの製造業務を継承か
- 2018年01月27日
- 海外携帯電話
英国でVertu Internationalが設立されたことが分かった。
中国強制認証(China Compulsory Certification:CCCまたは3C)の認証情報より判明しており、英国の企業登記局(Companies House)で設立の事実も確認できた。
Vertu Telecommunications Trading (China) (緯図通信貿易(中国))は「ASTER」「ASTER T」「SIGNATURE TOUCH L」「CONSTELLATION X」「SIGNATURE S」を2018年1月5日付けで中国強制認証を通過させた。
ASTER、ASTER T、SIGNATURE TOUCH L、CONSTELLATION XはVertuブランドのスマートフォンで、SIGNATURE SはVertuブランドのフィーチャーフォンとなり、いずれも中国強制認証は再認証となる。
再認証前後で申請人はVertu Telecommunications Trading (China)で変更ないが、製造工場がVertu CorporationからVertu Internationalに変更されている。
中国強制認証では製造工場を公開しなければならないが、製造工場がVertu Corporationの認証は2017年10月20日付けで有効状態を停止し、製造工場がVertu Internationalの認証のみ有効となっている。
なお、製造工場がVertu Corporationの認証は2017年2月13日付けで通過したCONSTELLATION Xが最後である。
英国の企業登記局で登記情報を確認すると、Vertu Corporationはすでに清算されており、Vertu Internationalを設立した事実も確認できる。
中国強制認証や企業登記局の公開情報を精査すると、Vertu InternationalはVertuブランドのスマートフォンやフィーチャーフォンを製造する中国人が設立した企業と考えられる。
そのため、Vertu Internationalは事実上のVertu Corporationの製造業務を継承する企業となる可能性がある。
なお、Vertu Telecommunications Trading (China)は中国の首都・北京市内に登記上の本店所在地を置く企業で、長らくVertu Corporationの中国法人として機能した。
ブランドと企業としてのVertuの区別を明確化する目的で、タイトルを除く記事中では清算された企業のVertuはVertu Corporationと表記している。
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