タイ大手3社の携帯電話加入件数が判明、Trueとdtacの差は拡大
- 2018年03月02日
- 海外携帯電話
タイのAdvanced Info Service (AIS)、TrueMove Hブランドを展開するTrue Corporation、dtacブランドを展開するTotal Access Communicationは2017年第4四半期の業績を発表し、それぞれ携帯電話サービスの加入件数が判明した。
Advanced Info Serviceはポストペイド契約が739万件、プリペイド契約が3,267万件、合計が4,006万件となった。
ポストペイド契約の比率は18.4%、プリペイド契約の比率は81.6%である。
True Corporationはポストペイド契約が688万件、プリペイド契約が2,034万件、合計が2,722万件となった。
ポストペイド契約の比率は25.3%、プリペイド契約の比率は74.7%である。
Total Access Communicationはポストペイド契約が564万件、プリペイド契約が1,702万件、合計が2,265万件となった。
ポストペイド契約の比率は24.9%、プリペイド契約の比率は75.1%である。
なお、Advanced Info Service、True Corporation、Total Access Communicationはタイの3大携帯電話事業者であり、加入件数は3社のみで90%以上を占める状況にある。
大手3社の合計はポストペイド契約が1,991万件、プリペイド契約が7,003万件、すべての合計が8,993万件となった。
携帯電話事業者別の占有率はポストペイド契約ではAdvanced Info Serviceが37.1%、True Corporationが34.6%、Total Access Communicationが28.3%、プリペイド契約ではAdvanced Info Serviceが46.7%、True Corporationが29.0%、Total Access Communicationが24.3%、合計ではAdvanced Info Serviceが44.5%、True Corporationが30.3%、Total Access Communicationが25.2%である。
Advanced Info Serviceはポストペイド契約とプリペイド契約の両方で1位を維持し、最大手としての地位を固めている。
設立の経緯などから、Advanced Info Serviceは所得が比較的低い地方都市での支持がより高い傾向で、収益性の低いプリペイド契約ではTrue CorporationやTotal Access Communicationと大差をつけているが、収益性の高いポストペイド契約ではTrue Corporationに差を詰められている。
True CorporationとTotal Access Communicationは加入件数が逆転してからも前者は増加傾向で、後者は減少傾向が続いており、2位と3位の差は拡大した。
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