三井物産がカンボジアの携帯電話事業者Smart Axiataに追加出資
- 2018年07月16日
- 海外携帯電話
Mitsui & Co. (三井物産)はカンボジアの移動体通信事業者(MNO)であるSmart Axiataに追加出資したことが分かった。
Smart AxiataはマレーシアのAxiata Groupの子会社で、2017年5月にAxiata GroupはシンガポールのM&Y Asia Telecom HoldingsおよびMitsui & Co.とAxiata (Cambodia) Holdingsの株式売買契約を締結し、2017年6月にM&Y Asia Telecom HoldingsがAxiata (Cambodia) Holdingsの株式10%をAxiata Groupの全額出資子会社であるAxiata Investments (Cambodia)より取得した。
Axiata (Cambodia) HoldingsはSmart Axiataを完全所有するラブアン法人の純粋持ち株会社で、Axiata Groupはラブアン法人のAxiata Investments (Cambodia)を通じてAxiata (Cambodia) Holdingsを所有する。
2017年5月に締結した株式売買契約にはM&Y Asia Telecom HoldingsがAxiata (Cambodia) Holdingsの株式10%を追加取得できる権利が含まれており、M&Y Asia Telecom Holdingsは2018年6月にその権利を行使した。
これに伴い、M&Y Asia Telecom HoldingsはAxiata (Cambodia) Holdingsへの出資比率は間接的に10%から20%となった。
M&Y Asia Telecom HoldingsはMitsui & Co.が株式50%を保有する特別目的会社であるため、Mitsui & Co.によるSmart Axiataへの出資比率は間接的に5%から10%に上がった。
マレーシアのAxiata GroupはSmart Axiataへの出資比率が間接的に82.5%から72.5%に下がるが、Smart AxiataがAxiata Groupの子会社であることには変わりない。
なお、残りのSmart Axiataの株式7.5%は引き続きSouthern Coast Venturesが保有する。
Smart Axiataは加入件数ベースではカンボジアで最大の移動体通信事業者で、加入件数は約730万件となり、加入件数ベースの占有率で40%程度を占める。
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