サムスン電子製の5G NR基地局が韓国の認証を取得、3.5GHz帯はn78に
- 2018年10月07日
- 海外携帯電話
Samsung Electronics (サムスン電子)製の基地局装置「MT3201-78A」および「MT3201-78B」が2018年9月28日付けで国立電波研究院(NATIONAL RADIO RESEARCH AGENCY:RRA)の認証を通過した。
認定番号はMT3201-78AがR-C-SEC-MT320178A、MT3201-78BがR-C-SEC-MT320178B。
モバイルネットワークはNR方式で認証を受けている。
製造国は韓国であるため、Samsung Electronicsが保有する韓国国内の工場で製造する。
MT3201-78AおよびMT3201-78Bは機器名称が5G NR移動通信用無線設備の機器(3.5GHz帯域)(基地局の送受信装置と中継装置)と記載されており、3.5GHz帯のNR方式に対応した基地局装置と分かる。
韓国では第5世代移動通信システム(5G)向けにサブ6GHz帯の3.5GHz帯とミリ波(mmWave)の28GHz帯の両方を移動体通信事業者(MNO)のSK Telecom、KT、LG Uplus (LG U+)の3社に割当済みである。
5Gの通信方式としては5Gの要求条件を満たすために3GPP (3rd Generation Partnership Project)で規定されたNR方式を採用する。
まずは3.5GHz帯でNR方式を導入する計画で、それに先立ち3.5GHz帯のNR方式に対応した基地局装置が韓国の政府機関である国立電波研究院の認証を取得した。
3.5GHz帯は3420.0~3500.0 MHzをLG Uplus、3500.0~3600.0 MHzをKT、3600.0~3700.0 MHzをSK Telecomに割当しており、NR Bandではn78またはn78を内包するn77が想定できるが、モデル名がMT3201-78AとMT3201-78Bで、末尾はNR Bandを指すと思われるため、SK Telecom、KT、LG Uplusはいずれもn78を採用する可能性が高い。
RRA – Samsung MT3201-78A
RRA – Samsung MT3201-78B
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