フィリピンのNOW Telecomが4G LTEサービスを開始
- 2018年10月27日
- 海外携帯電話
フィリピンのNOW Corporationの関連会社で同国のNOW TelecomはNOW LTEとしてLTEサービスの提供を開始すると発表した。
2018年11月よりNOW LTEの提供を開始する予定である。
NOW LTEはNOW LTE BusinessとNOW LTE Homeの2種類を用意し、基本的に固定通信向けのLTEサービスとなる。
光ファイバへのアクセスが不可能または限定的な中小企業または住宅地域に適しているという。
端末は据置型無線LANルータのほか、基本的に固定通信向けとするものの、モバイル無線LANルータも用意する。
基地局などの通信設備はイスラエルのTelrad Networksから調達した。
NOW LTEの提供は2018年11月上旬より首都・マニラ市、マカティ市、パサイ市、パシッグ市、マンダルヨン市、サンフアン市、ケソン市、タギッグ市フォート・ボニファシオ地区のボニファシオ・グローバル・シティで開始する予定で、いずれもルソン島でマニラ首都圏の範囲である。
また、2018年第4四半期中にはマニラ首都圏以外にも拡大し、セブ島のセブ市およびミンダナオ島のダバオ市でもNOW LTEを開始する計画という。
フィリピンではNew Major Player (NMP)を迎え入れるための準備が進んでいる。
New Major Playerは既存の総合的な電気通信事業者であるPLDTおよびGlobe Telecomと競合する第3の総合的な電気通信事業者となり、NOW TelecomもNew Major Playerの選定に係る入札に参加する。
New Major Playerの入札にはフィリピン企業とフィリピン国外の外資企業が参加する見込みであるが、フィリピンでは外資規制のため総合的な電気通信事業者への出資比率は60%以上をフィリピン企業とする必要があり、少なくともフィリピン企業のうち1社はNew Major Playerに参画することになる。
NOW TelecomとしてはNOW LTEの実績やフィリピン企業としての立場を武器にNew Major Playerへの参画を目指すと思われる。
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