HTCが2018年Q3の業績を発表、7割超の大幅減収で赤字続く

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台湾のHTC (宏達国際電子)は2018年第3四半期の業績を2018年11月12日付けで発表した。

2018年第3四半期の連結売上高は前年同期比74.2%減の40億4,427万8,000台湾ドル(約149億1,663万円)、営業損失は前年同期比15.3%減の27億8,638万9,000台湾ドル(約102億7,712万円)、当期純損失は前年同期比16.4%減の26億1,600万1,000台湾ドル(約96億4,867万円)となった。

前年同期比で7割超と大幅に減収したが、営業損失は3四半期連続で減少しており、赤字幅は縮小した。

ただ、営業利益率は前年同期比48.0ポイント減の-68.9%と悪化している。

また、2018年9月30日に終了した9ヶ月間の連結売上高は前年同期比57.7%減の196億748万1,000台湾ドル(約723億2,833万円)、営業損失は前年同期比41.8%増の111億2,604万6,000台湾ドル(約410億4,190万円)、当期純利益は前年同期比330.5%増の163億8,841万8,000台湾ドル(約604億5,381万円)となった。

営業利益率は前年同期比39.8ポイント減の-56.7%と悪化した。

前年同期比で6割近い大幅な減収と営業損失の拡大を記録したが、スマートフォンの研究開発部門の一部を売却したことで、一時的な営業外収入が前年同期比4,536.3%増の328億4,818万2,000台湾ドル(約1,211億7,080万円)と膨れ上がり、2018年9月30日に終了した9ヶ月間は黒字となっている。

スマートフォンの販売不振やVR (仮想現実)事業の伸び悩みが続いており、依然として厳しい状況にあることは変わりない。

HTC