XiaomiとMeituが戦略的提携、XiaomiがMeituブランドのスマホを開発・販売へ

英領ケイマン諸島のXiaomi Corporation (小米集団)は英領ケイマン諸島のMeitu (美図)と戦略的協力協定を締結したと発表した。

戦略的協力協定に基づいて、Meitu V7を除いた将来的に発売されるすべてのMeituブランドのスマートフォンおよびスマートハードウェア製品において、MeituはXiaomi Corporationに対してMeituのブランド、技術、セカンドレベルドメインの世界的かつ独占的なライセンスを供与する。

MeituブランドのスマートフォンではXiaomi Corporationが設計、研究開発、事業運営、販売、マーケティングを担当し、Meituがカメラにおける特定の画像関連のアルゴリズムや技術で協力する計画である。

戦略的協力協定の範囲はスマートフォンにとどまらず、特定のスキンケア関連のスマートハードウェア製品を除き、Xiaomi Corporationは様々なスマートハードウェア製品でMeituのブランドを利用する権利を得ている。

Xiaomi Corporationはスマートフォン事業こそ回復傾向にあるが、依然として男性からの支持が高く、女性からの人気はあまり高くない状況で、女性からの人気が高いMeituブランドを利用することでターゲット層の拡大を図る。

一方で、Meituはスマートフォン以外の製品やサービスも含めて女性からの支持は高いが、売上高の大部分を占めるスマートフォン事業が伸び悩む状況であり、Xiaomi Corporationが保有する資産と組み合わせることで、Meituブランドのスマートフォンの飛躍を狙う。

なお、Xiaomi Corporationは中国の首都・北京市、Meituは中国の福建省厦門市に本社機能や事業拠点を設置しており、それぞれ傘下の事業会社を通じてスマートフォン事業などを手掛けている。

Xiaomi Corporationのグループでは中国のXiaomi Communications (小米通訊技術)、Meituのグループでは中国のXiamen Meitu Mobile Technology (厦門美図移動科技)がスマートフォン事業を展開している。

将来的に発売されるMeituブランドのスマートフォンはMeitu V7がXiamen Meitu Mobile Technologyの製品として、Meitu V7以外がXiaomi Communicationsの製品として登場する見込み。

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