5G moto modとなるMD1005GがFCCを再通過、5G NR 39GHz帯にも対応
- 2019年03月05日
- 海外携帯電話
Motorola Mobility製のNR/LTE端末「MD1005G」が2019年3月4日付けで連邦通信委員会(Federal Communications Commission:以下、FCC)を通過した。
FCC IDはIHDT56XL1。
モバイルネットワークはNR (TDD) 39000(n260)/28000(n261) MHzで認証を受けている。
MD1005Gは5G moto modとして発表されている。
FCCの認証は2019年2月15日に通過していたが、2019年3月4日に再通過したことになる。
再通過ではNR (TDD) 39000(n260) MHzを追加で認証を受けた。
5G moto modはAndroid 9 Pie VersionへのOSのバージョンアップを適用したmoto z3 (XT1929-17)に5G moto modを装着することで、米国の移動体通信事業者(MNO)でVerizon Wirelessとして事業を行うCellco Partnershipが提供する5Gを利用できる。
5Gの通信方式は標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)で5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式となる。
Cellco Partnershipは5Gとして独自規格の5GTF方式を導入したが、すぐにNR方式を導入する計画である。
39GHz帯と28GHz帯を利用する計画で、NR Bandとしては39GHz帯がn260、28GHz帯がn261に該当する。
なお、Cellco PartnershipはNR方式のうちLTE方式と連携するノンスタンドアローン(NSA)を採用するため、NSAで必要となるNR方式とLTE方式のデュアルコネクティビティ(EN-DC)にも対応している。
EN-DCの組み合わせはDC_2_n260、DC_4_n260、DC_5_n260、DC_13_n260、DC_66_n260、DC_2_n261、DC_4_n261、DC_5_n261、DC_13_n261、DC_66_n261となる。
したがって、NR (TDD) 39000(n260)/28000(n261) MHzの接続にはLTE (FDD) 1900(B2)/1700(B4/B66)/850(B5)/700(B13) MHzがアンカーバンドとして機能すると分かる。
FCC – Motorola Mobility MD1005G
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。