アイテック阪急阪神、東京都足立区で地域BWA高度化方式の無線局免許取得
- 2019年04月03日
- Regional BWA
大阪府のITEC HANKYU HANSHIN (アイテック阪急阪神)は地域広帯域移動無線アクセス(以下、地域BWA)の高度化方式の無線局免許を取得したことが分かった。
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)が電波利用ホームページに掲載した情報より判明している。
ITEC HANKYU HANSHINは2019年3月15日付けで地域BWAの高度化方式の無線局免許を取得した。
無線局免許の数は12局で、送受信所はすべて東京都足立区である。
制御所が大阪府大阪市西区となっているため、兵庫県のHanshin Cable Engineering (阪神ケーブルエンジニアリング:HCE)のコア設備を利用すると分かる。
ただ、制御所に埼玉県さいたま市大宮区の記載もあるため、Wireless City Planningの基地局を使用する可能性がある。
なお、ITEC HANKYU HANSHINおよびHanshin Cable Engineeringは大阪府のHankyu Hanshin Holdings (阪急阪神ホールディングス)の子会社であるため、ITEC HANKYU HANSHINとHanshin Cable Engineeringは兄弟会社となる。
Hankyu Hanshin Holdingsの子会社としては、これまでにITEC HANKYU HANSHIN、Hanshin Cable Engineering、大阪府のBay Communications、兵庫県のHimeji Cable TV (姫路ケーブルテレビ)が地域BWAの高度化方式の無線局免許を取得しているが、このうち総務省の近畿総合通信局の管轄区域外ではITEC HANKYU HANSHINが初めて無線局免許を取得した。
Hanshin Cable EngineeringおよびBay Communicationsは大阪市内の大半ではWireless City Planningの基地局を使用している。
地域BWAは制度改正によって従来のWiMAX方式より高速な通信速度などを実現する地域BWAの高度化方式の導入が認められ、地域BWAの高度化方式としてLTE (TDD)方式と高い互換性を確保したAXGP方式またはWiMAX Release 2.1 Additional Elements方式(WiMAX R2.1 AE方式)の運用が可能となった。
ITEC HANKYU HANSHINはHanshin Cable Engineeringのコア設備を利用することから、通信方式はAXGP方式を採用しており、通信速度は下り最大220Mbps/上り最大10Mbpsで提供する見込み。
なお、下り最大220Mbpsは4×4 MIMOを適用時で、2×2 MIMOを適用時は下り最大110Mbpsとなる。
ITEC HANKYU HANSHINは大阪府大阪市に本社を置く企業で、本社所在地はBay Communicationsと同じ阪神野田センタービルディングである。
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