韓国のSK Telecom・KT・LG U+が5G NRを商用化
- 2019年04月05日
- 海外携帯電話
韓国の移動体通信事業者(MNO)であるSK Telecom、KT Corporation、LG Uplus (LG U+)は第5世代移動通信システム(5G)サービスを商用化した。
SK Telecom、KT Corporation、LG Uplusは2019年4月5日より一般顧客に対して5Gサービスを提供している。
5Gの通信方式は標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)で5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式を採用する。
NR方式にはNR方式が単独で動作するスタンドアローン(SA)と、LTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)が規定されている。
SK Telecom、KT Corporation、LG Uplusはいずれもノンスタンドアローンを採用しており、ノンスタンドアローンはアンカーバンドとなるLTE方式への常時接続が前提で、LTE方式とNR方式のデュアルコネクティビティ(EN-DC)が有効時にNR方式を利用できる。
周波数はSK Telecom、KT Corporation、LG UplusともにFR1の3.5GHz帯およびFR2の28GHz帯を保有するが、まずは3.5GHz帯のみを使用しており、NR Bandとしてはn78に該当する。
なお、保有する帯域幅は移動体通信事業者によって異なり、3.5GHz帯はSK TelecomとKT Corporationがそれぞれ100MHz幅ずつ、LG Uplusが80MHz幅、28GHz帯はSK Telecom、KT Corporation、LG Uplusいずれも800MHz幅ずつとなっている。
5Gに対応した携帯端末としては2019年4月5日より韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)が開発したスマートフォン「Samsung Galaxy S10 5G (SM-G977N)」の販売を開始している。
2019年4月19日には韓国のLG Electronicsが開発したスマートフォン「LG V50 ThinQ 5G (LM-V500N)」の販売も開始することが決まっている。
すべての移動体通信事業者が5Gを商用化した国は韓国が世界初となる。
SK Telecom
KT Corporation
LG Uplus
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