メルボルンのApple Global Flagship Storeの開設を断念、州政府が認めず
- 2019年04月10日
- Apple関連
米国のAppleは豪州のビクトリア州の州都・メルボルンで開設を計画していたApple Global Flagship Storeの開設を断念したことが分かった。
Apple Global Flagship StoreはAppleにとって南半球で最も重要な小売店として、メルボルンの中心部に位置するフェデレーション・スクエアで2020年に営業を開始する予定で進めていた。
2018年7月に公開されたApple Global Flagship Storeのデザインが不評で、2018年7月には変更されたデザインを公開したが、フェデレーション・スクエアは豪州やメルボルンを象徴するような場所であり、依然としてApple Global Flagship Storeの開設には反対の意見が多かった。
大型店舗であるApple Global Flagship Storeをフェデレーション・スクエアに開設するとフェデレーション・スクエアの景観を損なうと懸念されていた。
実際に、Apple Global Flagship Storeを開設すればフェデレーション・スクエアの主役がApple Global Flagship Storeとなり、これまでフェデレーション・スクエアの景観を作り出したほかの文化的な施設が脇役となる可能性が高い。
特にYarra Buildingの扱いが焦点となり、Apple Global Flagship Storeの開設にはYarra Buildingの解体も必要となっていた。
しかし、Yarra Buildingはフェデレーション・スクエアで象徴的な存在の文化的な施設であり、ビクトリア州政府はYarra Buildingを解体すればフェデレーション・スクエアに容認できない悪影響をもたらすと判断した。
ビクトリア州政府はApple Global Flagship Storeの存在がフェデレーション・スクエアの景観を損なうとの考え方に同意し、さらにYarra Buildingの解体は認めず、AppleはApple Global Flagship Storeの開設の断念を余儀なくされた。
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。