楽天モバイル、GSMAのオペレーター・メンバーシップに

Rakuten (楽天)の完全子会社であるRakuten Mobile (楽天モバイル)はGSM Association (GSMA)のOperator Membershipに加盟したことが分かった。

2019年4月25日時点で最新のOperator MembershipがRakuten Mobileとなっている。

GSM AssociationのメンバーシップにはOperator Membership、Associate Membership、Rapporteur Membershipの3種類が存在する。

Operator Membershipは過去にFull Membershipと呼ばれたカテゴリで、GSM方式やその発展規格のライセンスを保有する移動体通信事業者(MNO)向けとなる。

GSM方式、W-CDMA方式、LTE方式、NR方式を導入する移動体通信事業者がOperator Membershipに加盟できる。

Associate Membershipは端末メーカー、ソフトウェア関連企業、通信機器ベンダ、インターネット企業、メディア、公益企業など、移動体通信事業者を除いた広範な携帯電話のエコシステムに関連した事業に従事する様々な分野の企業を対象とする。

Rapporteur Membershipは新設されたカテゴリで、GSM方式やその発展規格のライセンスを保有せず、GSM方式やその発展規格でローミングサービスなどを行う企業向けである。

Rakuten Mobileは仮想移動体通信事業者(MVNO)として携帯通信事業を展開しているが、総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications：MIC)より移動体通信事業者として携帯通信事業を開始するための免許を取得した。

2019年10月にLTE方式で移動体通信事業者として商用化し、2020年6月にはNR方式も導入する計画が分かっている。

移動体通信事業者としての商用化に先立ち、GSM AssociationのOperator Membershipに加盟したことになる。

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