クウェートのVIVA Kuwaitが5Gサービスを開始
- 2019年06月17日
- 海外携帯電話
クウェートの移動体通信事業者(MNO)でVIVAブランドを展開するKuwait Telecom Companyは第5世代移動通信システム(5G)を商用化した。
2019年6月15日より5Gサービスに対応した端末の販売および5Gサービスの提供を開始している。
5Gサービスに対応した端末は中国のHuawei Technologies (華為技術)製のHUAWEI 5G CPE Pro (H112-370)を取り扱う。
HUAWEI 5G CPE Proは据置型無線LANルータである。
SIMカードはシングルSIMで、サイズはNano SIM (4FF)サイズとなる。
Kuwait Telecom Companyはポストペイド契約向けに5Gサービスを提供しており、料金プランは2種類から選べる。
月額料金が45クウェートディナール(約16,000円)で月間データ通信容量が1TBのプラン、85クウェートディナール(約30,000円)で無制限のプランを用意し、いずれも24ヶ月契約が必要となっている。
なお、45クウェートディナールでの新規加入は期間限定と案内しており、具体的な期間は案内していないが、特定の期間が経過すると45クウェートディナールでは新規加入できず、値上げすると思われる。
1,000以上の場所を5Gネットワークでカバーしており、これは中東の移動体通信事業者では初めてとアピールしている。
ただ、屋内、地下、6階以上の高層階では電波が弱くなり、通信速度が遅くなるまたは5Gサービスを利用できない場合があるという。
5Gの通信方式は標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)で5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式を採用する。
周波数は3.5GHz帯を使用しており、NR Bandはn78である。
クウェートでは2019年6月15日にZainブランドを展開するMobile Telecommunications Company (MTC)も5Gサービスの提供を開始しており、Kuwait Telecom CompanyとMobile Telecommunications Companyが同時にクウェートで初めて5Gサービスの提供を開始したことになる。
なお、Kuwait Telecom Companyはサウジアラビアの移動体通信事業者であるSaudi Telecom Company (STC)の子会社で、Saudi Telecom Companyによる持分比率は51.8%となっている。
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