フィンランドのElisaが5Gを商用化、Nokia本社などが提供エリアに
- 2019年07月15日
- 海外携帯電話
フィンランドの移動体通信事業者(MNO)であるElisaは第5世代移動通信システム(5G)を商用化した。
2019年7月11日に最初の5Gサービスに対応した端末を発売しており、同時に5Gサービスの提供を開始している。
5Gサービスの開始当初はフィンランドの首都・ヘルシンキ、エスポー、タンペレ、トゥルク、ユバスキュラの一部が5Gサービスの提供エリアとなる。
ヘルシンキおよびエスポーはネットワークパイロットとしており、通信速度は遅くなる場合があるという。
なお、エスポーではフィンランドのNokiaの本社が入るNokia Karaportti Campusが5Gサービスの提供エリアに含まれている。
5Gサービスに対応した端末としてはスマートフォンが3機種、モバイル無線LANルータが1機種、据置型無線LANルータが1機種、合計で5機種を取り扱う。
スマートフォンは中国のHuawei Technologies (華為技術)製のHUAWEI Mate 20 X (5G)、中国のOnePlus Technology (Shenzhen) (深圳市万普拉斯科技)製のOnePlus 7 Pro 5G、中国のZTE (中興通訊)製のZTE Axon 10 Pro 5G、モバイル無線LANルータは台湾のHTC (宏達国産電子)製のHTC 5G Hub、据置型無線LANルータはHuawei Technologies製のHUAWEI 5G CPE Proとなる。
2019年7月11日に最初の5Gサービスに対応した端末としてZTE Axon 10 Pro 5Gの販売を開始しており、その後にほかの機種を順次発売する予定である。
5Gの通信方式は標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)で5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式を採用している。
周波数はサブ6GHz帯の3.5GHz帯を使用し、NR Bandはn78に該当する。
これまでに、フィンランドで5Gを商用化した移動体通信事業者はなく、Elisaがフィンランドで5Gを商用化した最初の移動体通信事業者となった。
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