FASTWEBがイタリア第5のMNOに、経済開発省が承認
- 2019年07月31日
- 海外携帯電話
イタリアのFASTWEBは同国で第5の移動体通信事業者(MNO)になると発表した。
FASTWEBはイタリアの政府機関で電気通信分野の規制を司る経済開発省(Ministero dello Sviluppo Economico)が移動体通信事業者としての事業参入を承認したと案内している。
これまで、FASTWEBは固定通信サービス向けにLTE (TDD)方式を運用し、また仮想移動体通信事業者(MVNO)として携帯通信サービスを提供していたが、移動体通信事業者としての事業参入の承認を得たことで、2020年以降には移動体通信事業者として携帯通信サービスの提供を開始する。
すでにFASTWEBは周波数を保有しており、イタリアのTiscaliの子会社で同国のAriaより3.5GHz帯の40MHz幅を取得したほか、その後には経済開発省が実施した第5世代移動通信システム(5G)向け周波数オークションを通じて26GHz帯の200MHz幅の取得に成功した。
FASTWEBは移動体通信事業者として携帯通信サービスを提供するために準備を進めてきたが、ようやく実現することになる。
2020年より5Gネットワークの整備を開始する予定で、5Gネットワークの整備を加速するために、イタリアの移動体通信事業者であるWind Treとは5G用通信設備を共有することで合意している。
Wind Treと協力することにより、2026年までに5Gネットワークの人口カバー率は90%以上とする計画である。
また、FASTWEBはWind Treとローミング協定を締結しており、Wind Treはローミング協定に基づいてFASTWEBに第4世代移動通信システム(4G)を提供することが決まっている。
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