中国移動が2019年上半期の業績を発表、4G契約は7.3億件に

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中国の国有企業で同国を拠点に移動体通信事業などを展開する香港特別行政区のChina Mobile (中国移動)は2019年上半期の業績を発表した。

2019年上半期の連結売上高は前年同期比0.6%減の3,894億2,700万人民元(約5兆8,636億円)、EBITDAは前年同期比3.6%増の1,511億4,700万人民元(約2兆2,758億円)、EBITDAマージンは前年同期比1.6ポイント増の38.8%、株主に帰属する純利益は前年同期比14.6%減の560億6,300万人民元(約8,440億円)となった。

前年同期比で減収減益を記録したことになる。

電気通信サービスの売上高は前年同期比1.3%減の3,514億2,500万人民元(約5兆2,914億円)である。

連結売上高のうち電気通信サービスが90.2%を占めており、China Mobileにとって電気通信サービスが最大の事業となっている。

2019年第2四半期末時点の事業データも公開されている。

移動体通信サービスの加入件数は9億3,504万7,000件となり、加入件数は増加傾向が続いている。

加入件数を基準とすると世界最大の移動体通信事業者である。

また、移動体通信サービスの加入件数のうち、第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式を利用できる4G契約は7億3,377万9,000件に達した。

移動体通信サービスの加入件数のうち4G契約の加入率は78.5%となる。

2019年上半期における人民元(RMB)ベースの移動体通信サービスのARPU (1回線当たり月間平均収入)は前年同期比11.3%増の52.2人民元(約786円)となった。

なお、China Mobileは国務院(State Council)の直属組織である国有資産監督管理委員会(State-owned Assets Supervision and Administration Commission：SASAC)が完全所有するChina Mobile Communications Group (中国移動通信集団)が完全子会社のChina Mobile (Hong Kong) Group (中国移動(香港)集団)およびChina Mobile Hong Kong (BVI) (中国移動香港(BVI))を通じて所有する子会社で、China Mobileに対するChina Mobile Hong Kong (BVI)の持分比率は72.72%である。

また、China MobileはChina Mobile Communication (BVI) (中国移動通信(BVI))を通じてChina Mobile Communication (中国移動通信)を完全所有している。

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