ファーウェイ、ブラジルに新工場を建設へ
- 2019年08月15日
- 海外携帯電話
中国のHuawei Technologies (華為技術)はブラジルに新たな工場を建設すると発表した。
Huawei Technologiesは8億米ドル(約844億円)を投じてブラジルのサンパウロ州で2022年までに新たな工場を建設する予定という。
サンパウロ州で建設する新たな工場ではスマートフォンを含めた携帯端末や基地局など通信設備の製造を行う計画である。
ブラジルでは2020年に第5世代移動通信システム(5G)向けの周波数オークションが実施される予定で、5Gに対応した携帯端末や通信設備の需要の増大が予想される。
一部の国と地域ではHuawei Technologiesを排除する動きが見られるが、ブラジルの当局者らはHuawei Technologiesを排除しない方針を明確化した。
そこで、Huawei Technologiesは南米で最大の市場とされるブラジルにおける事業を強化する。
Huawei Technologiesとしては米国など一部の国と地域における事業が難しくなる中で、Huawei Technologiesを歓迎する国と地域で事業規模を拡大し、米国政府の制裁措置やHuawei Technologiesを忌避する動きに伴う影響の緩和を狙うと思われる。
Huawei Technologiesはすでにブラジルで通信設備を製造する工場を保有しているが、新たな工場を建設して通信設備の製造能力の拡張を目指す。
新たな工場では基本的にブラジル向けの携帯端末や通信設備を製造する方針であるが、南米諸国への輸出も視野に入れているという。
なお、ブラジルではスウェーデンのEricssonおよびフィンランドのNokiaも工場を保有しており、ブラジル向けの通信設備を製造している。
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