ロシアのMegaFonが5Gの試験で2.46Gbpsを記録、Sony Mobile製の5Gスマホを利用
- 2019年09月18日
- 海外携帯電話
ロシアの移動体通信事業者(MNO)であるMegaFonは第5世代移動通信システム(5G)の試験を実施したと発表した。
MegaFonは5Gに対応したスマートフォンを用いて、5Gネットワークを通じたファイルのダウンロードやビデオ通話などを実施したという。
また、下りの通信速度は2.46Gbpsを記録しており、ロシア国内で実施された5Gの試験では最高の結果と説明している。
5Gの試験ではフィンランドのNokia、米国のQualcommの完全子会社で米国のQualcomm Technologies、そしてSonyの完全子会社であるSony Mobile Communicationsと協力した。
基地局はNokiaから調達しており、Nokia AirScaleを利用したという。
スマートフォンはSony Mobile Communicationsより調達しており、Qualcomm Technologiesが開発したチップセットを搭載したスマートフォンの試作機を利用したと明らかにしている。
Sony Xperia 1をベースとする試作機の可能性が高い。
チップセットの詳細は公表していないが、チップセットはQualcomm Snapdragon 855 Mobile Platformで、5GのNR方式に対応した通信モデムとしてQualcomm Snapdragon X50 5G modemを組み合わせたと思われる。
NR方式にはNR方式が単独で動作するスタンロアローン(SA)構成と、NR方式とLTE方式が連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成が規定されているが、Qualcomm Snapdragon X50 5G modemではノンスタンドアローン構成のみ対応するため、ノンスタンドアローン構成で試験を実施した模様である。
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