中国版のMate 30 5GとMate 30 Pro 5G、中国移動3Gは非対応に
- 2019年09月24日
- Android関連
中国のHuawei Technologies (華為技術)が発表したスマートフォン「HUAWEI Mate 30 5G」および「HUAWEI Mate 30 Pro 5G」の中国版はTD-SCDMA方式に非対応となることが分かった。
Huawei Technologiesは中国向けにHUAWEI Mate 30 5GおよびHUAWEI Mate 30 Pro 5Gのスペックを公開した。
通信方式はNR/LTE/W-CDMA/CDMA2000/GSM方式に対応するが、TD-SCDMA方式には非対応と明記されている。
TD-SCDMA方式は加入件数を基準として中国最大かつ世界最大の移動体通信事業者であるChina Mobile Communications Group (中国移動通信集団)が第3世代移動通信システム(3G)として導入した通信方式である。
世界的にも主要な移動体通信事業者としてはChina Mobile Communications GroupのみがTD-SCDMA方式を採用しており、実質的にChina Mobile Communications Groupの独自規格となっていた。
しかし、China Mobile Communications GroupはすでにTD-SCDMA方式の停波を開始しており、TD-SCDMA方式で利用する周波数はLTE方式に転用を進めている。
Huawei TechnologiesはChina Mobile Communications GroupがTD-SCDMA方式を導入してから、中国版のハイエンドのスマートフォンは一部を除いてTD-SCDMA方式に対応させてきたが、もはやTD-SCDMA方式に対応させる必要がなくなり、中国版のHUAWEI Mate 30 5GおよびHUAWEI Mate 30 Pro 5Gをはじめとして第5世代移動通信システム(5G)のNR方式に対応したスマートフォンからはTD-SCDMA方式に非対応としている。
なお、HUAWEI Mate 30 Pro 5GをベースとしてドイツのPorsche Design GroupとコラボレーションしたPORSCHE DESIGN HUAWEI Mate 30 RSの中国版もHUAWEI Mate 30 5GおよびHUAWEI Mate 30 Pro 5Gの中国版と同様にTD-SCDMA方式は非対応である。
中国版の型番はHUAWEI Mate 30 5GがTAS-AN00、HUAWEI Mate 30 Pro 5GがLIO-AN00、PORSCHE DESIGN HUAWEI Mate 30 RSがLIO-AN00Pとなる。
Huawei Technologiesは2019年9月26日に中国の上海市で発表会を開催し、中国向けにHUAWEI Mate 30 5G、HUAWEI Mate 30 Pro 5G、PORSCHE DESIGN HUAWEI Mate 30 RSなどを発表する。
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