総合商研が札幌市でTD-LTE互換の地域BWA高度化方式の免許取得
- 2019年09月28日
- Regional BWA
北海道のSougou Shouken (総合商研)は地域広帯域移動無線アクセス(以下、地域BWA)の高度化方式の無線局免許を取得したことが分かった。
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)の北海道総合通信局が公式に発表している。
北海道総合通信局は2019年9月27日付けでSougou Shoukenに対して地域BWAの高度化方式の無線局免許を付与したと明らかにした。
77局の無線局免許を取得しており、対象区域は一部地域を除いた札幌市の全10区である。
周波数は2.5GHz帯の20MHz幅を使用し、通信速度は下り最大110Mbpsとなる。
Sougou Shoukenは地域BWAの高度化方式を活用して、札幌市内で無線LANによる個人向けおよび法人向けのインターネット接続サービスを提供するほか、災害発生時には札幌市と連携して地域防災拠点や避難所など41ヶ所で無償の無線LANスポットを開放することが決まっている。
2020年2月下旬より地域防災拠点で、2020年3月下旬より地域防災拠点以外の地域で個人向けおよび法人向けのインターネット接続サービスの提供を開始する予定である。
なお、地域BWAは制度改正によって従来のWiMAX方式より高速な通信速度などを実現する地域BWAの高度化方式の導入が認められた。
地域BWAの高度化方式としてLTE (TDD)方式と高い互換性を確保したAXGP方式またはWiMAX Release 2.1 Additional Elements方式(WiMAX R2.1 AE方式)の運用が可能で、地域BWAの高度化方式は事実上のLTE (TDD)方式のBand 41となる。
Sougou Shoukenは北海道札幌市東区に本社を置く企業で、地域BWAの高度化方式の無線局免許は札幌市で初めて取得した。
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