台湾でファーウェイ製スマホ3機種の販売を停止、台湾表記の問題で
- 2019年11月15日
- Android関連
中国のHuawei Technologies (華為技術)製のスマートフォン「HUAWEI P30」「HUAWEI P30 Pro」「HUAWEI nova 5T」を台湾で販売を停止したことが分かった。
台湾の政府機関で電気通信分野などの規制を司る国家通訊伝播委員会(National Communications Commission:NCC)はスマートフォンを含めた携帯電話およびタブレットで台湾(臺灣)を正確に表記するよう要求しており、従わない場合は台湾で販売するために必要な国家通訊伝播委員会の型式証明を取り消すと声明を発表している。
電話帳やタイムゾーンの設定などでは国や地域の名称が表記されるが、これまでに複数のメディアが一部のスマートフォンで正確に台湾と表記されないことを報じ、国家通訊伝播委員会は対処に乗り出した。
Huawei Technologies製のスマートフォンの一部機種において、ソフトウェアのアップデートで表記が台湾から中国台湾に変更されており、国家通訊伝播委員会はこれを問題視した模様である。
台湾メディアの報道によると、HUAWEI P30、HUAWEI P30 Pro、HUAWEI nova 5Tで表記の問題が指摘された模様で、国家通訊伝播委員会は台湾の移動体通信事業者(MNO)各社と台湾のXunwei Technologies (訊崴技術)に対して改善されるまでHUAWEI P30、HUAWEI P30 Pro、HUAWEI nova 5Tの販売を停止するよう要求したという。
すべての移動体通信事業者が3機種とも取り扱うわけではないが、少なくともオンラインでは各社とも2019年11月15日までにHUAWEI P30、HUAWEI P30 Pro、HUAWEI nova 5Tの販売を見合わせている。
なお、台湾ではHuawei Technologiesは現地法人を設立しておらず、Xunwei Technologiesが台湾における総代理店として機能する。
当初、Huawei Technologies製のスマートフォンの一部機種では台湾と表記していたが、中国ではHuawei Technologiesが台湾を独立国のように扱ったとして批判が噴出し、ソフトウェアのアップデートを通じて表記に変更した経緯がある。
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