Tinno傘下のWiko、オランダから撤退
- 2020年01月24日
- 海外携帯電話
中国のShenzhen Tinno Mobile Technology (深圳市天瓏移動技術)の子会社でフランスのWikoはオランダのスマートフォン市場から撤退したことが分かった。
Shenzhen Tinno Mobile Technologyが製造してWikoがオランダ国内で販売するスマートフォンに関して、オランダのKoninklijke Philipsは2014年より同社が保有するW-CDMA方式に関する特許を侵害しているとしてWikoに交渉を求めていた。
しかし、Koninklijke PhilipsとWikoは合意することなく、2017年にKoninklijke PhilipsがWikoを相手に訴訟を提起するに至った。
オランダのハーグの裁判所は2019年12月24日にKoninklijke Philipsの主張を認め、WikoにKoninklijke Philipsへの賠償金などを支払うよう命じたほか、Wikoのスマートフォンは判決から4週間以内にWikoの負担でオランダ国内の小売店から回収するよう命じた。
Wikoは控訴する権利を有するが、オランダ事業の継続を断念してオランダから撤退することを決めた。
Wikoのオランダ事業は同社の子会社でオランダのWiko Netherlandsを通じて展開してきたが、Wiko Netherlandsは業務を終了して事務所も閉鎖したという。
すでにWikoのオランダ向け公式ウェブサイトも閉鎖されており、オランダ向け公式ウェブサイトにアクセスするとグローバル向け公式ウェブサイトに自動遷移することが確認できる。
なお、Wikoの撤退はオランダのみであり、ほかの欧州などの各国ではスマートフォンの販売を継続する。
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。