楽天モバイル、フェムトセルのRakuten Casaを提供へ
- 2020年01月28日
- Rakuten-総合
Rakuten Mobile (楽天モバイル)は移動体通信事業者(MNO)として提供する楽天回線においてフェムトセル(小型室内アンテナ)のRakuten Casaを提供すると明らかにした。
2020年1月23日に開催した記者発表会で公開しており、これに伴いRakuten Mobileが運用する楽天回線向け公式ウェブサイトの質問ページも更新された。
Rakuten Casaは楽天カーサと読み、自宅など室内に設置することができる。
電波状況が悪い室内に設置することで、室内の電波状況の改善が可能となる。
インターネット接続に利用する光回線終端装置(ONU)にRakuten Casaを接続するだけで利用できると案内している。
仕様、配布を開始する時期、対応周波数、利用の条件などは改めて公表する予定としており、その具体的な時期までは明らかにされていない。
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)が運用する電波利用ホームページを参照すると、すでにRakuten Mobileのフェムトセルの包括免許が複数の総合通信局および総合通信事務所管内で交付されている。
免許状からLTE (FDD)方式の1.8GHz帯(Band 3)を5MHz幅で運用できると見て取れる。
なお、楽天回線はRakuten Mobileが基地局を設置してネットワークの整備を行う。
まずはLTE (FDD)方式のBand 3を使用し、帯域幅は20MHz幅または5MHz幅で運用する。
2020年4月に商用化する計画で、その後にNR (TDD)方式の3.7GHz帯(n77)および28GHz帯(n257)を導入することも分かっている。
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