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欧州議会、スマホ充電端子の規格統一に向けた決議を採択



欧州連合(European Union:EU)の欧州議会はスマートフォンなど携帯端末の充電端子の規格を統一させるための決議を採択したことが分かった。

欧州議会は長年にわたり携帯端末の充電規格の統一を推進しているが、2020年1月30日に欧州議会は欧州連合の執行機関である欧州委員会(European Commission:EC)に携帯端末の充電端子の規格を統一するための規則を制定するよう要求する決議を採択した。

なお、決議は賛成票が582票、反対票が40票、棄権が37票で、賛成票の圧倒的多数となった。

この決議の採択を受けて、欧州委員会は2020年7月までに携帯端末の充電規格の統一に関する規則を制定することになる。

欧州議会としては携帯端末の充電端子の規格を統一することで消費者の利便性を向上し、充電器の過剰な供給を防いで電子廃棄物の削減に繋げる狙いという。

近年は世界的には携帯端末の充電端子の規格は大きく分けて3種類が使われており、USB Type-C、USB Micro-B、Lightningが挙げられる。

古い携帯端末や低廉な携帯端末を中心にUSB Micro-Bの採用も依然として少なくないが、比較的新しい携帯端末を中心に表裏の区別が不用なUSB Type-Cの採用が世界的に進んでおり、ほとんどの主要なメーカーおよびブランドがUSB Type-Cを採用する。

一方、米国のAppleはiPadの一部でUSB Type-Cを採用しているが、主力のiPhoneでは独自規格のLightningを採用する状況にある。

また、欧州議会は無線充電の規格の統一も奨励している。

無線充電の規格としてはWireless Power Consortium (WPC)のQiやPower Matters Alliance (PMA)が挙げられるが、無線充電の規格はAppleを含めてほとんどのメーカーおよびブランドがQiと互換性がある無線充電を採用する。

欧州議会

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