MWC Barcelona 2020の開催を中止
- 2020年02月13日
- 海外携帯電話
携帯電話の業界団体であるGSM Association (GSMA)はスペインのバルセロナで開催する計画であったMWC Barcelona 2020の開催を中止したと発表した。
スペインとバルセロナの安全で健康的な環境を考慮して、MWC Barcelona 2020を中止したと説明している。
当初、GSM Associationは安全性を確保するための複数の措置を実施し、2020年2月上旬時点では予定通りに2020年2月24日から2020年2月27日の日程でMWC Barcelona 2020を開催する方針であった。
しかし、韓国のLG Electronicsを皮切りに主要な企業が相次いでMWC Barcelona 2020への出展および参加の中止を表明したほか、MWC Barcelona 2020に合わせて開催される複数のイベントの開催が中止された。
GSM Associationは出展者や参加者の健康と安全が最優先事項であることを繰り返し強調し、湖北省からのすべての旅行者はMWC Barcelona 2020への参加を許可しないほか、中国に渡航歴がある旅行者は旅券に押印された出入国証印などからMWC Barcelona 2020の会期の14日前には中国国外に渡航したことの証明を必要とするなど、追加の措置を講じる計画も発表した。
それでも、MWC Barcelona 2020への出展および参加の中止を表明する企業は増加する一方で、スウェーデンのEricssonやフィンランドのNokiaなど主要な通信機器ベンダ、英国のVodafone GroupやBritish Telecommunications、ドイツのDeutsche Telekom、フランスのOrange、米国のAT&TやSprintなど主要な通信事業者も出展および参加の中止を決めた。
日本企業としてはNTT DOCOMO、Rakuten Mobile (楽天モバイル)、Sonyが出展および参加の中止を発表していた。
安全面のほかに主役クラスの企業が不在の状況もMWC Barcelona 2020の中止の決定に大きく影響したと思われる。
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。