豪州のOptus Mobile、世界で初めて2.3GHz帯で5Gを導入
- 2020年03月02日
- 海外携帯電話
豪州の移動体通信事業者(MNO)であるOptus Mobileは2.3GHz帯で第5世代移動通信システム(5G)を導入すると発表した。
Optus Mobileは2019年11月4日より5Gサービスの提供を開始しているが、周波数は5Gサービスの開始当初より3.5GHz帯のみを使用する。
しかし、新たに2.3GHz帯も導入することになり、世界で初めて2.3GHz帯と3.5GHz帯の組み合わせでデュアルバンドの5Gネットワークを整備すると説明している。
これまでに、2.3GHz帯で5Gを導入した移動体通信事業者はなく、Optus Mobileが世界で初めて2.3GHz帯で5Gを導入する見込み。
Optus Mobileは2.3GHz帯では第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式を運用してきたが、NR方式に転用して5Gネットワークの強化を進める。
5Gの通信方式としてNR方式を導入しており、NR Bandは2.3GHz帯がn40、3.5GHz帯がn78となる。
スウェーデンのEricssonと韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)と協力して2.3GHz帯で5Gを導入するという。
Ericssonが開発した2.3GHz帯と3.5GHz帯の両方に対応した通信設備を使用し、商用の携帯端末としてはSamsung Electronicsが開発したスマートフォン「Samsung Galaxy S20」、「Samsung Galaxy S20+」、「Samsung Galaxy S20 Ultra」が最初に対応する。
Optus Mobileは2020年3月6日にSamsung Galaxy S20、Samsung Galaxy S20+、Samsung Galaxy S20 Ultraを発売することが決まっている。
なお、Optus MobileはシンガポールのSingapore Telecommunications (新加坡電信:Singtel/新電信)の完全子会社で豪州のSingtel Optusの完全子会社である。
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