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HUAWEI Mate XsやHUAWEI Mate 30 Pro 5Gの5G NR n28はLower Duplexerのみ対応に



中国のHuawei Technologies (華為技術)はスマートフォン「HUAWEI Mate Xs」を公開した。

第5世代移動通信システム(5G)のNR方式に対応したフォルダブルスマートフォンである。

NR方式の周波数は標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)でいわゆるサブ6GHz帯のFR1とミリ波(mmWave)のFR2に分類してNR Bandとして定義されており、HUAWEI Mate XsはFR1の2.1GHz帯(n1)、1.8GHz帯(n3)、700MHz帯(n28)、2.6GHz帯(n38)、2.5GHz帯(n41)、3.7GHz帯(n77)、3.5GHz帯(n78)、4.5GHz帯(n79)に対応するが、このうちn28はLower Duplexerのみに対応することが分かった。

Huawei Technologiesの公式ウェブサイトではn28はアップリンクが703~733MHz、ダウンリンクが758~788MHzの周波数範囲のみ対応すると記載されている。

n28はLTE方式の周波数として定義されたLTE BandのBand 28をそのままNR Bandとしても定義したLTE-Refarming Bandで、Band 28にはLower DuplexerとUpper Duplexerが存在することが知られる。

Band 28の周波数範囲はアップリンクが703~748MHz、ダウンリンクが758~803MHzであるが、このうちアップリンクが703~733MHz、ダウンリンクが758~788MHzの周波数範囲がLower Duplexer、アップリンクが718~748MHz、ダウンリンクが773~803MHzの周波数範囲がUpper Duplexerとなり、前者はBand 28A、後者はBand 28Bと呼ばれる場合もある。

n28にもBand 28と同様にLower DuplexerとUpper Duplexerが存在し、Band 28と同様に片方のみに対応する端末が存在することが分かる。

HUAWEI Mate XsはLower Duplexerのみに対応することになるが、Huawei TechnologiesがHUAWEI Mate Xsより先に発売した「HUAWEI Mate 30 Pro 5G」も同様である。

なお、HUAWEI Mate Xsはn1、n3、n28、n38、n41、n77、n78、n79に対応するが、初期の出荷時はn41およびn78のみに対応する。

n41とn78以外のNR Bandはソフトウェアのアップデートを通じて発売後に有効化するという。

また、n41の周波数範囲は3GPPでは2496~2690MHzと定義されているが、HUAWEI Mate Xsでは2515~2690MHzのみに対応することが分かっている。

HUAWEI Mate Xsはグローバルで発売される予定であるが、まずは中国で2020年3月5日より販売を開始する。


HUAWEI

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