タイのTrueMove Hが5Gサービスを商用化、タイで2社目
- 2020年03月18日
- 海外携帯電話
タイの移動体通信事業者(MNO)でTrueMove Hのブランド名で展開するTrue Move H Universal Communication (TUC)は第5世代移動通信システム(5G)を商用化したことが分かった。
2020年3月17日より5Gサービスの提供を開始している。
True Move H Universal Communicationは5G向け周波数として700MHz帯、2.5GHz帯、26GHz帯を確保しているが、2020年3月16日付けでタイの政府機関で電気通信分野の規制を司る国家放送通信委員会(National Broadcasting Telecommunications Commission:NBTC)より2.5GHz帯のライセンスを受領したことに伴い、2020年3月17日に2.5GHz帯を使用して5Gサービスを商用化した。
2.5GHz帯は2600~2690MHz幅の90MHz幅を使用する。
5Gの通信方式としてNR方式を導入しており、NR BandはFR1のn41にあたる。
首都・バンコク都を含めた1都76県で5Gサービスの提供エリアを整備しているという。
5Gサービスに対応した端末、SIMカード、料金プランであることを前提として、追加料金なしで5Gサービスを利用できる。
5Gサービスに対応した端末としては中国のHuawei Technologies (華為技術)製の「HUAWEI Mate 30 Pro 5G」、中国のGuangdong OPPO Mobile Telecommunications (OPPO広東移動通信)製の「OPPO Find X2 Pro」、韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製の「Samsung Galaxy S20 Ultra」を取り扱うが、5Gサービスを利用するためにはソフトウェアのアップデートが必要となる場合がある。
なお、True Move H Universal CommunicationはタイのTrue Corporationの子会社で、True Corporationには中国の国有企業であるChina Mobile Communications Group (中国移動通信集団)も資本参加している。
タイの移動体通信事業者としてはタイのAdvanced Info Service (AIS)の子会社であるAdvanced Wireless Network (AWN)が最初に5Gサービスを商用化しており、True Move H Universal Communicationはタイで2番目に5Gサービスを商用化したことになる。
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