KDDIとソフトバンク、地方で5G共同整備を推進する合弁会社5G JAPANを設立
- 2020年04月01日
- KDDI-総合, SoftBank-総合
KDDIおよびSoftBankは5G JAPANを設立したと発表した。
正式な商号は株式会社5G JAPANで、英文社名は5G JAPAN Corporationである。
本社の所在地は東京都港区新橋で、株主構成はKDDIが50%、SoftBankが50%であるため、KDDIとSoftBankの折半出資合弁会社となる。
KDDIおよびSoftBankは2019年7月に基地局の相互利用による地方における第5世代移動通信システム(5G)の早期整備に関して合意しており、その合意に基づき地方で5Gの早期整備を共同で推進するための合弁会社として5G JAPANを2020年4月1日付けで設立した。
5G JAPANは地方における5Gの展開を加速すべく、KDDIおよびSoftBankが保有する基地局を効率的に相互利用するインフラシェアリングを推進し、5Gに対応した基地局の工事設計や施工管理に関する業務を担当する。
また、5G JAPANの設立に伴い5G JAPANの公式ウェブサイトも開設している。
5GのNR方式では3.7GHz帯や28GHz帯のように従来の通信方式より高い周波数を使用するため、日本全国で5Gを整備するためには従来の通信方式より多くの基地局の設置が必要となり、長期にわたる工事や多額の設備投資を伴う。
そこで、KDDIとSoftBankは5G JAPANを設立し、5G JAPANを通じてKDDIとSoftBankが保有する基地局を効率的に相互利用して地方における5Gの展開を加速する狙いである。
なお、KDDIおよびSoftBankはすでにNR方式に準拠した5Gサービスを商用化しており、KDDIは2020年3月26日よりau 5G、SoftBankはSoftBankブランドにおいて2020年3月27日よりSoftBank 5Gとして5Gサービスを提供している。
5Gサービスの商用化当初はいずれも3.7GHz帯のみを使用しており、導入当初のNR BandはKDDIがn78、SoftBankがn77となる。
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