JR湖西線トンネル内の携帯電話整備に向け補助金交付を決定
- 2020年04月01日
- docomo-総合, KDDI-総合, SoftBank-総合, Y!mobile
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)は公益社団法人移動通信基盤整備協会(Japan Mobile Communications Infrastructure Association:JMCIA)より申請が行われた電波遮へい対策事業に対して2020年4月1日付けで補助金の交付を決定したと発表した。
総務省の近畿総合通信局管内では電波遮へい対策事業に関して3ヶ所の支援を行う。
鉄道路線のトンネル内など電波が届きにくい場所で携帯電話を利用できる環境を整備することで、鉄道利用者の利便性の向上および災害時などの緊急連絡手段の確保を図る。
近畿総合通信局管内で支援を行う区間はWest Japan Railway Company (西日本旅客鉄道:JR西日本)の湖西線における山科駅と大津京駅の区間、同じく湖西線における北小松駅と近江高島駅の区間である。
対象のトンネルは山科駅と大津京駅の区間が長等山トンネル、北小松駅と近江高島駅の区間が第二白髭トンネルおよび高島トンネルとなっている。
長等山トンネルではサービスを提供する移動体通信事業者(MNO)がNTT DOCOMO、auブランドを展開するKDDI、SoftBankブランドおよびY!mobileブランドを含めたSoftBankの3社で、総事業費は4億4,354万4,000円、総務省の交付決定額は1億4,784万8,000円となる。
第二白髭トンネルおよび高島トンネルではサービスを提供する移動体通信事業者がNTT DOCOMO、KDDI、SoftBankの3社となり、総事業費は2億7,385万2,000円、総務省の交付決定額は9,128万4,000円である。
長等山トンネル、第二白髭トンネル、高島トンネルでは事業完了後にNTT DOCOMO、KDDI、SoftBankの携帯電話サービスを利用できるようになる。
なお、日本では2020年4月8日にRakuten Mobile (楽天モバイル)が移動体通信事業者として新規参入する。
Rakuten Mobileは公益社団法人移動通信基盤整備協会に正会員として入会しているが、長等山トンネル、第二白髭トンネル、高島トンネルでサービスを提供する移動体通信事業者にRakuten Mobileは含まれていない。
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