ベルギーのProximusが5Gサービスを商用化、世界初のn1に
- 2020年04月02日
- 海外携帯電話
ベルギーの移動体通信事業者(MNO)であるProximusは第5世代移動通信システム(5G)を商用化した。
2020年4月1日より5Gサービスの提供を開始している。
まずはベルギー全土における30以上の自治体の一部を5Gサービスの提供エリアとする。
5Gサービスに対応した料金プランに加入し、5Gサービスに対応した携帯端末を購入することで5Gサービスを利用できる。
なお、5Gサービスに対応した料金プランはポストペイドのみで、個人顧客および法人顧客の両方に提供する。
5Gサービスに対応した携帯端末としては中国のGuangdong OPPO Mobile Telecommunications (OPPO広東移動通信)製のスマートフォン「OPPO Find X2 Pro」を取り扱う。
これまで、ProximusはGuangdong OPPO Mobile Telecommunications製のスマートフォンを取り扱った実績がなく、5Gサービスの商用化に合わせてOPPO Find X2 Proを導入しており、初めてGuangdong OPPO Mobile Telecommunications製のスマートフォンを採用したことになる。
5Gの通信方式はNR方式を導入している。
NR方式にはNR方式が単独で動作するスタンドアローン(SA)構成と、LTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成が規定されているが、ProximusはNSA構成で運用する。
NR方式の周波数は2.1GHz帯を使用しており、NR Bandはn1となる。
ベルギーでは5G向け周波数の割当を実施していないため、Proximusは第3世代移動通信システム(3G)のW-CDMA方式で使用する2.1GHz帯をNR方式に転用して5Gサービスを導入した。
これまでに、世界でn1を導入した移動体通信事業者はなく、Proximusが世界で初めてn1を導入した移動体通信事業者となった。
また、ベルギーで5Gサービスを商用化した移動体通信事業者もないため、Proximusはベルギーで最初に5Gサービスを商用化したことになる。
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