T-Mobile USとSprintの合併が完了、新T-Mobile USに
- 2020年04月02日
- SoftBank-総合, 海外携帯電話
米国のT-Mobile USおよびSprintは2020年4月1日付けで合併を正式に完了したと発表した。
合併後の社名はT-Mobile USである。
なお、合併前のT-Mobile USと合併後のT-Mobile USを明確化する目的で、以下から合併前のT-Mobile USを旧T-Mobile US、合併後のT-Mobile USを新T-Mobile USと表記する。
旧T-Mobile USはドイツのDeutsche Telekomの子会社で、SprintはSoftBank Groupの子会社であり、関連する当事者の間で2018年4月29日に旧T-Mobile USとSprintの合併で合意していた。
2018年4月29日の時点では2019年半ばに旧T-Mobile USとSprintの合併を完了させる計画と案内していたが、規制当局の審査などが長期化した影響を受けて、合併の完了も延期を余儀なくされた。
ようやく旧T-Mobile USとSprintの合併が完了して新T-Mobile USが誕生しており、新T-Mobile USに対する持分比率はDeutsche Telekomが約43%、SoftBank Groupが約24%となる。
ワシントン州のベルビューに所在した旧T-Mobile USの本社を新T-Mobile USの本社とし、カンザス州のオーバーランドパークに所在するSprintの本社を新T-Mobile USの第2の本社として事業を行う。
新T-Mobile USは旧T-Mobile USが使用していたT-Mobileのブランドを使用する。
旧T-Mobile USの完全子会社であるT-Mobile USAおよびSprintは米国の移動体通信事業者(MNO)であり、すでに第5世代移動通信システム(5G)のNR方式も導入している。
T-Mobile USAは600MHz帯、28GHz帯、39GHz帯、Sprintは2.5GHz帯でNR方式を導入しており、新T-Mobile USは600MHz帯、2.5GHz帯、28GHz帯、39GHz帯をNR方式で利用できるため、T-Mobile USAおよびSprintの周波数を活用してNR方式に準拠した5Gサービスの強化を図る。
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