ハンガリーのMagyar Telekomが5Gサービスを商用化
- 2020年05月11日
- 海外携帯電話
ドイツのDeutsche Telekomの子会社でハンガリーの移動体通信事業者(MNO)であるMagyar Telekomは第5世代移動通信システム(5G)のNR方式を商用化した。
まずはハンガリーの首都・ブダペストおよびザラエゲルセグの一部がNR方式に準拠した5Gサービスの提供エリアとなる。
5Gサービスを利用するためには5Gオプションに加入する必要があるが、2020年4月9日から2020年9月30日までは5Gオプションを無料とする。
5Gサービスに対応した端末としては2機種のスマートフォンを用意しており、中国のHuawei Technologies (華為技術)製の「HUAWEI Mate 20 X (5G)」および韓国のLG Electronics製の「LG V50 ThinQ 5G」を取り扱う。
5Gの通信方式はNR方式を導入しており、第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成で運用している。
周波数はサブ6GHz帯の3.5GHz帯を使用しており、NR BandはFR1のn78となる。
なお、n78は世界で最も導入数が多いNR Bandである。
Magyar Telekomは2020年3月26日に5G向け周波数ライセンスを取得しており、5G向け周波数ライセンスの取得から2週間で5Gサービスを商用化した。
通信設備はスウェーデンのEricssonから調達している。
5Gサービスの商用化に向けてMagyar TelekomとEricssonは6ヶ月間にわたりNR方式の試験運用を実施してきたという。
これまでにハンガリーで5Gサービスを商用化した移動体通信事業者はなく、Magyar Telekomがハンガリーで初めて5Gサービスを商用化した移動体通信事業者となった。
Magyar TelekomはDeutsche Telekomの子会社で、Magyar Telekomに対するDeutsche Telekomの持分比率は59.72%となっている。
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